こんにちは!某大手メガネ屋で4年働いた経験のあるミナミコです!
「メガネ屋のバイトってぶっちゃけどうなの?」と疑問に思っている人は大勢いるんじゃないでしょうか?
服屋さんなどのアパレル店より、どんな業務があるのか想像できないですよね。
そこで今回は、メガネ屋で4年働いた私の視点から、メガネ屋のバイトがどうなっているのかを解説します!
メガネ屋バイトのメリット・デメリットや、おすすめの人なども紹介しますので、今応募を迷っている人はぜひ参考にしてくださいね。
メガネ屋のバイトはキツイ?
結論からいうと、メガネ屋のバイトはキツイです。その理由は、業務内容の多さにあります。
メガネ屋の業務内容は主に五つ。
- 接客
- 視力測定
- メガネ加工
- メガネの調整店舗
- 運営に関わる雑務
一気に覚えろとは言われませんが、この5つすべてを順番に覚える必要があると考えてください。
「え?視力測定やメガネ加工までするの?」と驚くでしょうか?
メガネ屋によって多少違うと思いますが、バイトでも教えられる可能性が高いです。
私が勤務したメガネ屋では、メガネ加工以外は、バイトにもすべて教えていました!
メガネ屋で働いていて楽しい点もありますが、「バイトだから…」と甘く思って入社すると、大変な目に合うと思ってください。
では次に、もう少し詳しく業務内容を見ていきましょう!
メガネ屋のバイトは具体的になにするの?
接客
どこのバイトでも同じですが、メガネ屋のバイトでも、まずは接客を学ぶことになります。
接客の仕事は
- 店頭に出る
- お客様の要望を聞く
- お客様の質問に答える
の主に3つです。
まず接客に求められるのはコミュニケーション能力。また、お客様の要望や質問に答えるためには、知識が必要です。
そのため、接客の段階で、メガネフレーム・レンズ・値段のことなどを、同時に覚えなければなりません。
視力測定
メガネ屋にある視力測定の機械を使って、お客様の視力をはかり、かつ、お客様に最適なメガネの度数を調べる。
視力測定は、メガネ屋で最も責任がある業務です。
「バイトに視力測定を任せるの?」と驚くでしょうか。
基本的にメガネ屋は人手不足なので、バイトにも任せたい…というのが本音なんです。
視力測定を行うには、しっかり知識をつけるのはもちろん、簡単な計算能力も必要です。
メガネの度数は数字で表されるのですが、お客様に最適な度数を作るため、足し算や引き算をします。
お客様の話や要望を聞きながら、視力測定の機械を使い、計算をして、メガネの度数を決めていく…それが、視力測定という業務です。
メガネ加工
多くのメガネ屋には、メガネのレンズを加工できるレンズ加工機があります。
そのレンズ加工機を使ってメガネを完成させるのが、メガネ加工の業務です。
基本的には加工機がレンズを作ってくれるのですが、レンズをフレームに入れる最終の仕上げなどはスタッフの仕事。
メガネ屋によっては、バイトも加工することがあるでしょう。
すごく難しい作業とはいいませんが、コツや器用さは必要です。
失敗すると、お客様を余計にお待たせすることになったり、店舗の負担になったりするので、慣れるまでは緊張する業務です。
メガネの調整
加工が終わったメガネをお客様のお顔に合わせたり、お客様が持ってきたメガネの歪みを直したりするのが、メガネを調整する業務です。
メガネを調整するためには、指を使うのはもちろん、専用の工具を使うこともあります。
気を抜くとメガネを壊す可能性があるため、加工をするときと同じで、メガネの調整はかなり気を使う業務になります。
店舗運営に関わる雑務
そのほかにも、ほかのアパレル店と同じような雑務がメガネ屋にもあります。
雑務はバイトに多く任されます。接客を覚えると同時に、雑務も覚えることになるでしょう。
主な雑務は、品出し、品整理、掃除など。
ほかのアパレル店などで働いたことがある人にとっては、それほど負担にならないかと思います。
ここまで、メガネ屋の主な業務についてご紹介してきました!
業務の種類は様々ですが、一気に覚えろ!とは言われないので安心してくださいね。
すべての業務を覚えるのに半年から1年はかかるでしょう。
また、バイトにどこまで任されるのかは、会社によって違います。
応募要項をきっちり読んで、「このメガネ屋はバイトにどこまで求めるのか」を確認すると、心構えができますよ。
メガネ屋の給料はいいの?悪いの?
メガネ屋では多くの業務をすることになりますが、それでは、メガネ屋の給料はいいんでしょうか?
悪くはないけど、良くもないです…
2023年7月のデータ
東京の最低賃金:1,072円/1時間(参考:東京労働局)
例1)
例2)
大阪の最低賃金:1,023円/1時間(参考:大阪労働局)
例1)
例2)
メガネ会社や地域によって多少の差はありますが、最低賃金より少し高い程度です。
業務内容の多さを考えると、ラクに稼ぎたい!と思うなら、メガネ屋は避けたほうがいいでしょう。
また、メガネ屋のバイトに応募する時には、残業代についても確認するのがおすすめです。
会社によっては、バイトにも1分単位で残業代が出されます。
接客が関わる仕事は、残業が発生する日も。残業になってしまったとき、残業代が出るか出ないかで、モチベーションはかなり変わりますよ。
メガネ屋バイトのメリット・デメリットはある?
ここまでの説明から、メガネ屋でバイトをするメリット・デメリットをまとめてご紹介します!
メリット | デメリット |
社会性が身につく | 覚えることが多い |
対応力が身につく | 責任が重い |
社員を目指せる | 給料と見合わない |
メガネ屋でバイトをするメリット
社会性が身につく
メガネ屋でバイトをすると、社会人になっても通用するような社会性を学べます。
メガネ屋という性質上、お客様の目を守るためには、ハンパなことは許されないからです。
相手の言うことをしっかり理解し、会話する。
ミスをした時はしっかりと上司に相談して対処する。
社会人になったら当然しなければならないことを、メガネ屋ではバイトにもしっかり覚えさせます。
バイトを社会勉強のためにしたい、と考えるのであれば、メガネ屋はちょうどいいでしょう。
対応力が身につく
メガネ屋でバイトをすると、様々なお客様の要望に答える必要があるため、対応力が身につきます。
「こんなメガネが欲しいんだけど…」
「なんでもいいから似合うメガネ見つけてきて!」
「メガネのここの部品、壊れちゃったんだけど、直せない?」
「このレンズ、こっちのメガネに入れ替えられない?」
慣れてくるとパターンは決まってきますが、最初のうちは、お客様が来るたびに別の要望を受けます。
上司に対応の仕方を教えられてからは、バイトでも臨機応変に対応することを求められるでしょう。
メガネ屋で対応力を身につけると、別の仕事をするときにも役に立ちますよ。
社員を目指せる
バイトであっても専門性を身につけられる仕事がメガネ屋。そのため、長くバイトを続ければ、そのまま社員を目指せる可能性が高いです。
メガネ屋のバイト業務は、社員もほぼ同じ業務をしています。
バイトと社員では、求められる責任の多さは違いますが、仕事の内容はほぼ変わらないのです。
つまり、メガネ屋でバイトを長く続ければ、十分社員と同様のスキルを手に入れられます。
「そのままウチで働かない?」なんて言われる可能性も。
働いてみて、メガネ屋との相性がよかったら、そのまま社員に上がる未来も見えてきますよ!
デメリット
覚えることが多い
すでに紹介してきたように、メガネ屋はとにかく様々なことを覚える必要があります。
接客や視力測定などの業務の仕方はもちろん、そのほかにも
- メガネフレームの特徴
- レンズの機能
- 人間の目の仕組み
など、かなり専門性が高いことも学びます。
このあたりを覚えなければ、お客様へ説得力ある説明をするのに支障があるからですね。
バイト中に覚え切れる量ではないので、家で復習しながら覚えることになるでしょう。
責任が重い
たかがバイトでも、メガネ屋では責任をもって仕事をする必要があります。
メガネ屋の仕事は、「半医半商」です。
商売としてメガネを取り扱いますが、メガネはそもそも、人の生活を守る道具。
お客様にお渡ししたメガネにミスがあると、お客様の生活をおびやかす恐れがあります。
例えば、運転中にメガネフレームからレンズが外れたら…と想像してください。
ぞっとしますよね。
お顔に合わないメガネフレームや、度数があっていないレンズで作ってお渡ししてしまうと、体調が悪くなるお客様もいます。
お客様の生活のために、バイトであっても専門知識を学び、間違いのないよう接客する必要があるため、かなり責任が重い仕事です。
給料と見合わない
業務量の多さ・責任の重さを考えると、メガネ屋バイトは給料と見合わないと思う可能性があります。
バイトでも、長く働けば働くほど、社員にスキルが追い付いてきます。
バイトにも昇給制度があれば別ですが、個人店ならまだしも、大手のメガネ店ではバイトの昇給は見込めないでしょう。
社員と同じだけ働いているのに、給料は安い…と落ち込むかもしれません。
メガネ屋バイトにおすすめの人は?
メガネ屋バイトの業務や、メリット・デメリットを踏まえた上で、どんな人におすすめできるバイトなのか?を最後に解説します!
コミュニケーションが好きな人/得意な人
お客様やスタッフとのコミュニケーションは必須です。
人見知りもせず、コミュニケーションが得意な人はメガネ屋バイトに向いてます。
業務の繰り返しに飽きちゃう人
メガネ屋では様々な業務に取り組めます。
ひとつの業務だけでは飽きちゃう人にはぴったりです。
記憶力がいい人/覚えることが苦じゃない人
メガネ屋では新しいことをどんどん覚えることになります。
勉強が楽しい!と思える人には楽しい仕事です。
メガネが好きな人
メガネ屋のバイトになれば、新商品のメガネを誰よりも早く見ることができます。
社員割で購入することも可能。自分の好きなメガネを選んでかければ、楽しく仕事ができますよ!
メガネ屋のバイトは受かりやすい!?
ここまで、メガネ屋のバイトについて解説してきました。
大変なこともありましたが、私はメガネ屋で働けて良かったと思っています!
そのまま社員に上がるにしろ、バイトだけで辞めるにしろ、メガネ屋バイトは社会人として学ぶことが多いため、将来の自分のためになりますよ。
また、メガネ屋は基本的に人手が足りていないため、バイトの応募は強く歓迎されるでしょう。
とにかく早くバイトに受かりたい人は、ぜひメガネ屋にチャレンジしてくださいね!
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